中国人民元:今月は07年3月以来最小の月間上昇率-ドルにも買い

今月の中国外国為替取引では、人民元のドルに 対する月間上昇率が2007年3月以来最小にとどまった。ドルが4月に反発したほ か、世界の経済成長が減速するなか、中国人民銀行が人民元の上昇ペースを鈍化さ せているとの観測が広がったことが背景。

30日の人民元相場は3日ぶりに反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)が 政策金利を引き下げるとみられているが、今後の利下げについては休止を示唆する 可能性がある。人民元は今月に入って05年のペッグ(連動)制廃止後としては初 の1ドル=6元台に乗せたが、それ以降は7元前後で推移している。

ウエストパック銀行の通貨ストラテジスト、ショーン・キャロー氏は「1ドル =7元突破したことで、中国政府は投機筋が調子に乗らないようにした恐れもあ る」と語った。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後5 時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.04%安の1ドル=6.9875元。前日は

6.9850元だった。月間ベースでは0.35%上昇と、07年3月の0.16%上昇以後で最 小の上げとなった。

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