村田製:今期純利益は5期ぶり減益を予想-円高や研究開発費の増加で

電子部品専業メーカーの村田製作所が30日 発表した今期(2009年3月期)の連結業績予想によると、純利益は5期ぶりに 減少する見通しだ。海外売上高比率が75%を占めるため円高で利益が圧迫され るほか、先行投資の研究開発費も負担になる。

通期の純利益予想は前期比32%減の530億円になる見通し。ブルームバー グ・データによる発表前の18人のアナリストの純利益予想中央値674億円を大 幅に下回った。

会社予想の今期売上高は同4.5%増の6600億円。営業利益も5期ぶり減の 同31%減の800億円で、円高に加えて製品価格下落なども響く。平均為替レー トは1ドル=100円と、前期の114円28銭から大幅な円高を想定する。年間配 当は1株当たり100円を据え置く。

同時に発表した前期(08年3月期)の連結決算は、純利益が前期比8.6%増 の774億円だった。売上高は同11%増の6317億円、営業利益は同2.1%増の 1158億円だった。

主力の「コンデンサー」の大容量製品の売上高は、AV(音響・映像)製品 や、携帯電話など通信機器、コンピューター向けなどで2けた増となったが、 「高周波デバイス」は近距離無線通信向け規格「ブルートゥース」に対応したモ ジュール(複合部品)製品の落ち込みで減収。製品価格の低下や増産投資に伴う 減価償却費用の増加などで、利益の伸びは小幅にとどまった。

村田製作所の30日終値は前営業日比30円(0.6%)高の5500円。

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