アジア太平洋地域の債券保有リスクが上昇、ドイツ銀赤字で-CDS

30日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場で、アジア太平洋地域の債券保証コストが上昇した。ドイツ銀行 が29日発表した2008年1-3月(第1四半期)決算が5年ぶりの赤字となった ことを受け、信用市場での評価損が増加するとの懸念が強まった。

指標のCDS指数はオーストラリアや日本、その他のアジア地域で上昇して いる。28日は約2カ月ぶりの水準に低下していた。ドイツ銀は資産担保証券 (ABS)やレバレッジド・バイアウト(LBO)向け融資債権の評価額を27 億ユーロ(約4400億円)引き下げた。

モルガン・スタンレーによれば、マークイットiTraxx日本指数は、日 本時間午後1時現在、2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の78 bp。ICAPによれば、投資適格級発行体で構成する同アジア(日本除く)指 数は4.5bp上昇の100.5bp。またシティグループによれば、同豪州指数は7 bp上げて95.5bp。

ABNアムロ・ホールディングのクレジット担当ディレクター、マーク・ベ イリー氏は「市場のセンチメントは現在非常に脆弱(ぜいじゃく)だ。事態が悪 化するとの懸念と、すべて織り込み済みだという見方の間で統合失調症のような 状況になっている」との見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE