マキタ株が決算後に売られる、円高で今期営業減益に-市場予想下回る

電動工具で世界トップクラスのマキタの 株価が、午後2時20分以降に下げ幅を拡大。一時は前営業日比290円 (7.8%)安の3450円と、取引時間中の下落率としては9日(12%安)以来、 3週間ぶりの大きさを記録した。会社側は、1ドル=100円を前提に2009年3 月期は4.5%の営業減益になると見込んだ。大幅な増益を予想する向きが多か っただけに、売りが先行している。

午後2時42分現在の株価は同5.6%安の3530円で、東証1部下落率ラン キングで7位。決算発表のあった午後2時20分から同40分までの約20分間 で72万株が約定、その時間までの累積出来高(192万株)の3分の1超を占め るに至った。

マキタが新たに示した09年3月期の連結業績予想(米国会計基準)は、 売上高が前期比0.1%増の3430億円、営業利益が同4.5%減の640億円。北米 の電動工具市場が減速すると見たほか、競合他社との新製品競争が激化すると 予想、日本では住宅投資が弱含み引き続き電動工具の需要が減退するとした。

ブルームバーグに登録されたアナリスト7人の予想平均値は、売上高が 3650億円、営業利益が702億円で、会社側の計画値は市場予想をそれぞれ6% 以上下回ったことになる。

08年3月期の実績は、売上高が前の期比22%増の3426億円、営業利益が 39%増の670億円で、それぞれ過去最高を更新した。東欧やロシアなどで需要 が伸びたため、海外売上高は同25%増の2904億円に拡充、連結売上高に占め る比率も前の期の83.2%から84.8%に1.6ポイント高まった。

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