FRB議長、追加措置迫られる公算も-資金調達コスト上昇抑制に向け

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB) 議長は、金融機関の資金調達を後押しする取り組みを強化する必要に迫られる 可能性がある。資金調達コストの大幅な上昇により、昨年12月に導入した金融 システムへの資金供給措置「ターム・オークション・ファシリティー(TAF)」 の効果が薄れているためだ。

3カ月物ドルLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)は、前回3月18日の 連邦公開市場委員会(FOMC)以降、33ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇。景気が鈍化するなか、変動型金利の住宅ローンを抱える住宅所 有者や一部の企業の負担を増大させる恐れがある。

FRBは30日までの2日間行われるFOMCで、TAFの効果について協 議するとみられる。バークレイズ・キャピタルなどのエコノミストは、FRB がTAFの規模や期間を拡大する公算が大きいとみている。

ニューヨーク連銀の元エコノミストで、現在アドバイザーズ・キャピタル・ マネジメントの最高投資責任者を務めるチャールズ・リーバーマン氏は「FR Bによる追加的な措置が必要なのは明らかだ」と指摘。「根本的な問題」は、 金融機関など投資家が、資金を融通し合うことに「引き続き神経質」なことだ との見方を示した。

今回のFOMCでは、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の 誘導目標が0.25ポイント引き下げられ2%になると見込まれる。金利先物の動 向を基にすると、トレーダーの間ではその後は当面利下げが打ち止めになると の見方が優勢だ。

FOMCの声明は午後2時15分(日本時間5月1日午前3時15分)ごろ 発表される。

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