三菱電株が大台回復、重電とFA伸び前期決算上振れ-今期105円想定

総合電機大手の三菱電機の株価が午後に急 伸。エレベーターを中心とした重電部門とFA(ファクトリーオートメーショ ン)システムを手掛ける産業機器部門が業績をけん引し、午後1時15分に発表 した前期決算(2008年3月期、米国会計基準)は売上高、利益ともに従来予想 を上回った。良好な収益状況を評価する買い圧力が増し、一時前営業日比78円 (8.0%)高の1055円まで値を切り上げた。取引時間中に1000円の大台を回復 したのは2月28日以来、約2カ月ぶり。

08年3月期の連結売上高は、前の期比5%増の4兆498億円(従来予想は 3兆9700億円)、営業利益は同15%増の2672億円(同2330億円)だった。重 電部門はエレベーターが国内のほかインドや中東向けなどで伸びた。産業機器は 中国向けにFAシステムの販売が拡大。日系自動車メーカーの生産台数増加に伴 い自動車用機器も好調だった。

今期(09年3月期)については、売上高が前期比ほぼ横ばいの4兆500億 円、営業益は0.3%増の2680億円と業績伸び率は鈍化する見込み。米欧の景気 減速や円高進展のリスクを織り込んだ。今期の想定為替レートは1ドル=105円 (前期実績114円)、1ユーロ=155円(ドル162円)。

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