三菱地所:前期の純利益11%減、賃貸は好調も米社売却の反動(3)

国内不動産2位の三菱地所が30日発表した前 期(2008年3月期)連結決算によると、純利益は前の期比11%減の870億円だっ た。千代田区丸の内を中心にオフィスビル賃貸事業が好調に推移し、営業増益とな ったが、前の期に米不動産仲介子会社を売却し、特別利益に計上した増益要因がは く落したことが、純利益に響いた。

売上高は同17%減の7877億円、営業利益は同7.1%増の1780億円だった。景 気回復の基調が続き、東京の都心の賃料相場が高水準で推移。また、07年4月に 竣工した「新丸ビル」、同年秋にオープンした「ザ・ペニンシュラ東京」が貢献し、 部門別で同社の主要事業であるビル事業が増収増益となった。

今期(2009年3月期)業績は、売上高が前期比36%増の1兆720億円、営業 利益が同10%増の1965億円、純利益が同7.4%減の805億円を見込む。

同社の飯塚延幸副社長は、この日の決算会見で東京・丸の内地区はほとんど空 室がない状態が続いているとし、「賃料改定は順調。今期も順調に進むと予想して いる」と述べた。また、住宅事業は土地代の上昇や工事費上昇などにより、「しば らくは厳しい状況が続く」との見通しを示した。

三菱地所の株価は前営業日比120円(3.8%)安の3030円(午後1時45分現 在)。

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