投資拡大を計画している米富豪、約3割にとどまる-フィデリティ調査

大手投資信託会社、米フィデリティ・イン ベストメンツの調査によると、今年中に株式や債券への投資拡大を計画してい る米国の富豪は、米経済への懸念から3分の1弱にとどまっている。

「フィデリティ富豪見通し」の年間調査は今年2年目で、100万ドル(約1 兆400億円)以上の投資資産を保有する人を対象に1月に実施した。回答者は 米景気について「かなり弱い」との見方を示した。前年は「力強い」と指摘し ていた。今年は、回答者は2009年初めまでの景気回復を見込んでいる。

フィデリティ・インスティチューショナル・ウェルス・サービシズのジョ ン・W・カラハン社長は28日のインタビューで、「『慎重ながら楽観的』とい うのが適切な表現だ」と語り、富豪は「非常に悲観的な見方を起点にしている」 と説明した。

調査によると、今年株式の買い増しを計画している富豪は27%で、債券保 有を増やすとの回答は31%だった。株式投資を減らすと答えた人は7%、債券 投資を削減する方針の人は14%だった。

米経済への見方について、最も悲観的な見通しを示すマイナス100から最 も楽観的なプラス100までの尺度で表すと、今年はマイナス53となり、前年の プラス38から後退した。株式に関してはマイナス57(前年はプラス74)だっ た。1年後の経済見通しはプラス18、株式市場の見通しはプラス35だった。

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