世界の金属需要:7-12月は「軟化」か、消費後退で-ムーディーズ

米格付け会社のムーディーズ・インベスタ ーズ・サービスは29日、銅やアルミニウム、ニッケルなど工業用金属の世界の 需要が2008年下期(7-12月)に軟化するとの見通しを示した。

キャロル・カウアン氏(ニューヨーク在勤)率いるムーディーズのアナリス トらは同日付リポートで、消費の後退により「相場環境が現時点より軟化」する との見方を示した。

カウアン氏は、年初に相場を押し上げた供給要因が「通常の稼働状態に戻 る」ため、アルミ相場が最も大幅に下落する可能性があると予想。銅については、 鉱山会社による増産が困難な状況にあるため、相場の下落率が最も小さいとみて いる。

中国と南アフリカ共和国での生産に支障が出たほか、インフレヘッジ手段と しての商品投資が拡大したことから、金属相場はことし、高騰している。アルミ 相場は年初来で23%、銅相場は28%上昇。銅は17日に過去最高値の1ポンド当 たり4.045ドルに達した。

アナリストらは「コストが金属業界にとって引き続き問題になるだろう」と 指摘。「ムーディーズは新規の鉱山や製油所、製錬所の生産が歴史的な水準より 遅いペースで増加すると見込んでおり、相場変動率の上昇につながるとみてい る」との見方を示した。

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