金融機関の縮小で「ウォール街に大恐慌」も-シタデルのグリフィン氏

資産運用会社シタデル・インベストメント・ グループの創業者、ケネス・グリフィン氏(39)は、サブプライム(信用力の低 い個人向け)住宅ローン関連損失で人員削減や資本増強を余儀なくされているウ ォール街の主要金融機関が事業の「縮小」局面に直面していると指摘する。

グリフィン氏はカリフォルニア州ビバリーヒルズで開催されたパネル討論 会で「大手金融機関がビジネスモデルを再考するのを目の当たりにするだろう」 と述べ、「ウォール街に大恐慌到来だ」と語った。

米銀シティグループやスイスの銀行UBS、米証券メリルリンチなど主要金 融機関がこれまで計上したサブプライム住宅ローン関連の評価損・貸倒損失は計 3100億ドル(約32兆2700億円)に達し、人員削減規模は合わせて4万8000人 に及んでいる。また、これら金融機関はアラブ首長国連邦(UAE)など外国の 政府系ファンドなどを対象に株式を発行し、資本を増強した。

グリフィン氏は「失態を演じたのは最大手級の銀行と投資銀行だ。リスク管 理の失敗で、かなりの信頼が失われた」と付け加えた。

米5大証券会社は過去1年で時価総額合わせて1100億ドルを失っている。 グリフィン氏は、同期間の資産運用会社の成績は良好で、一部から株式公開を探 る動きが出てくる可能性を指摘した。同氏は資産運用会社について「他の金融サ ービス会社と比べ、至って堅調だ。向こう半年から1年、株式公開のチャンスは 極めて良さそうだ」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE