英国:早期利下げなければ景気後退も-中銀MPCのブランチフラワー氏

イングランド銀行の金融政策委員会(M PC)メンバー、デービッド・ブランチフラワー氏は29日、同中銀はリセッ ション(景気後退)回避に向けて「積極的な措置」を講じる必要があり、利下 げの早期実施が求められているとの見解を示した。

ブランチフラワー氏はエディンバーグでの講演で、「英経済がリセッショ ン入りするリスクが実際にあり、それが起こらないようにするには積極的な措 置が求められる」と指摘。「個人的な見解では、金融政策は現時点でなお引き 締め的であり、すぐにでも金融緩和の措置を講じる必要がある」と指摘した。

今回の発言は、ブランチフラワー氏と他のMPCメンバー8人の間の溝の 深さを示している。キング総裁は29日、インフレ率が政府の目標上限の3% を上回る見通しを示したが、ブランチフラワー氏は景気鈍化や住宅市場の低迷 でインフレ率は目標下限の1%を下回る可能性があるとしている。

同氏は「向こう2、3年での住宅価格の3割強の調整は、あり得ないこと ではなさそうだ」とし、「インフレ率が中期的に目安に届かず、説明を求めら れる水準になるリスクが実際にある」と指摘した。インフレ率が目標の2%か ら1ポイント以上かい離した場合、中銀総裁はインフレ率を抑制された水準に 戻す計画を政府に文書で説明することが法律で義務付けられている。

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