TOTO株が大幅続落、競争激化や原材料高で今期も減益に-建基法も

衛生陶器や浴槽などの建設用設備機器を製 造・販売するTOTOの株価が大幅続落。競争激化や原材料価格の高騰などで利 益率が悪化しており、今期(2009年3月期)業績は2期連続の減益となる見通 し。昨年6月に施行された改正建築基準法の影響で新設住宅着工戸数の減少が続 くなど、同社を取り巻く収益環境の厳しさを嫌気した売りが先行している。一時、 前営業日比66円(7.1%)安の860円まで下げた。

TOTOが28日の取引終了後に発表した前期(08年3月期)連結決算は、 売上高が前の期比2.2%減の5011億円、純利益は前の期比2.3%減の132億円だ った。中国など海外で売り上げを伸ばしたものの、国内で住宅着工数が低迷、リ フォーム需要も盛り上がるに欠いたことが逆風となり、原材料値上がりや為替差 損の発生も利益の圧迫要因となった。

09年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.8%増の5050億円、純利益は 同40%減の80億円を見込む。

岡三証券の岸本晃知アナリストは、「今期は前期好調だった海外部門の伸び が鈍化するものの、国内で注力するリフォーム事業が持ち直すことから、増収の 確保は可能だろう」との見方を示した。一方で、同業間における価格競争の激化 や原材料高、普及価格帯商品の増加が一段と進み、「利益率のすう勢的な悪化は 避けられそうにない」(同氏)という。

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