大阪チタニ株が反落、想定外の減益予想を嫌気-会社計画は慎重の声も

大阪チタニウムテクノロジーズの株価が 急反落。会社側は、償却費負担の増加などを理由に2009年3月期は3.6%の営 業減益になると見込んだ。大幅な増益を予想する向きが多かっただけに、売り が先行し、一時480円(6.5%)安の6860円と、7営業日ぶりに7000円を割 り込んだ。ただ、アナリストらはチタン需要がおう盛なため、増益も可能だと 予測、来期にかけて高成長が可能と見る向きも根強い。

大阪チタニが28日に示した09年3月期の業績予想(非連結)は、売上高 が前期比15%増の615億円、営業利益が同3.6%減の202億円。ブルームバー グに登録されたアナリスト4人の予想平均値は、売上高が641億円、営業益が 247億円で、会社側の計画値は市場予想をかなり下回ったことになる。

大阪チタニが営業減益を予想したのは、「償却費負担で56億円の利益圧 迫要因があるほか、1ドル=105円を前提に為替で10億円強のマイナス要因、 電力費など経費増で10億円のマイナス要因があると見込んだため」(総務部 総務グループ長の林哲雄氏)。

三菱UFJ証券の溝上泰吏シニアアナリストは30日付の投資家向けメモ で、「会社側の営業益予想値は保守的。航空機需要がおう盛にもかかわらず、 09年1-3月期の輸出価格を横ばいで想定している」と指摘、投資判断「1 (強い買い推奨)」で据え置いた。

溝上氏は、「2010年3月期は、大幅な減価償却費増がなくなる事に加え、 新生産設備の稼働に伴うスポンジチタン販売数量増効果から、再び大幅2けた 増益となる」との見方を示している。

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