松下電産株が急伸、主力品拡販で最高益へ-「懐」評価で格上げ相次ぐ

松下電器産業の株価が買い気配で始まり、 寄り付き後は一時220円(10%高)の2355円と急伸している。同社は28日、 薄型テレビやデジタルカメラなど主力製品の拡販で今期(2009年3月期)の 連結純利益が前期比10%増の3100億円と過去最高を更新する見通しと発表し た。前期(08年3月期)の好決算と今期予想を受け、アナリストの間では同 社株の投資判断を引き上げる動きが相次いでおり、先高期待が膨らんでいる。

28日の決算発表を受け、三菱UFJ証券、クレディ・スイス証券、HS BC証券などが松下電産株の投資判断を引き上げた。三菱UFJ証券の石野雅 彦シニア・アナリストは30日付のリポートで、前期の営業利益5195億円は 「ポジティブサプライズ」であり、「年度末の急激な円高にもかかわらず、ア ナリストコンセンサスの上限を超える好決算。地味ながら同社の懐の深さを再 認識させる決算」であると指摘した。

前期(08年3月期)連結純利益は、前の期比30%増の2819億円と22年 ぶりに過去最高を更新。前期のプラズマテレビ販売は425万台(計画は500万 台)、液晶テレビは325万台(同400万台)といずれも台数は計画に届かなか ったものの、大型化が進み、金額は計画を上回った。

今期の営業利益予想は前期比7.8%増の5600億円。石野氏は、これを 「保守的な予想」と見ており、コスト削減効果が進展する前提で5800億円を 予想している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE