コロワイド株が続落、前期最終赤字に転落-不採算店減損や既存店悪化

居酒屋や焼き肉など複数の外食業態をチェー ン展開するコロワイドの株価が、一時前営業日比4円(0.8%)安の516円と続落。 個人消費の低迷で既存店の売上高が計画を下回った上、不採算店を対象に減損損失 を計上したことなどから、2008年3月期(前期)の業績計画を下方修正した。連結 純損益は従来の黒字から赤字に転落したもようで、利益水準の悪化を嫌気した売り が優勢になっている。

08年3月期の連結純損益は、10億1700万円の赤字に転落したもよう。従来は 11億3500万円の黒字を予想していた。前期実績は2億3200万円の黒字。久松寛経 理部長は、「消費者が財布の紐ひもを締めている」と指摘。さらに、食の安全への 関心の高まりから外食を控えていることもあり、居酒屋を中心に売上高が想定以上 に低迷。既存店の売上高は当初4.4%減を見込んでいたが、6.8%減とマイナス幅が 広がった。食材品を中心とした原材料価格の高騰や、人件費の増加も利益を圧迫し ているという。

また、新規出店は21店舗と、計画を11店舗下回った。撤退は69店舗(計画 は63店舗)。不採算店舗を対象に35物件など減損損失として8億7500万円の特 別損失が発生。4億8600万円の投資有価証券評価損を計上することも、利益の押 し下げにつながる。同社は、5月2日午後3時以降に08年3月期決算を発表予定。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、連結純損益見通しが赤字に一 転することが嫌気されていると指摘。ただ、下方修正となった経常利益も、前の期 の実績と比べ20%増の19億6400万円と増益を確保しており、「本業の勢いがマイ ナス幅を縮小させている」との認識を示した。

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