シカゴのコメ先物:約2週間ぶり安値-米国の作付け加速と輸出鈍化で

シカゴ商品取引所(CBOT)のコメ先物 相場は29日、ほぼ2週間ぶりの安値まで下げた。米政府の発表で、先週、米国 の作付けが加速した一方、輸出が鈍化したことが示され、世界的な食糧危機に対 する懸念が緩和されたことが要因。

米政府の28日の発表によると、米国のコメの作付けは27日時点で44%終 了した。この割合は、前週は26%だった。この時期の過去5年平均である58% は下回った。一方、17日終了週の米国のコメの輸出成約高は2万5800トンと、 前週比85%減となった。米国は世界3位のコメ輸出国。

シカゴのコメ相場は24日に過去最高値に達して以降、8.5%下落している。 プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のバイスプレジデント、ジャッ ク・スコビル氏は「昨夜発表された作付けの進ちょく状況は一般の予想を上回っ た」と指摘。一方、「輸出成約高は低調だった」との見方を示した。

CBOTのコメ先物相場7月限は、前日比75セント(3.2%)安の100ポン ド当たり22.93ドルと、中心限月としては16日以来の安値となった。

タイとブラジルが輸出を抑制しない方針を示し、パキスタンがコメ250万ト ンを売却する計画を発表したことから、世界の供給が不足するとの懸念が緩和さ れ、コメ相場は最高値である25.07ドルに達して以降、下落している。

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