東京外為(予想):ドルは104円挟みか、FOMC控え利下げ打ち止め意識

きょうの東京外国為替市場では、ドル・円 相場が1ドル=104円ちょうどを挟んでもみ合いか。海外時間に注目の米連邦公 開市場委員会(FOMC)を控え、米国の利下げ打ち止めの可能性が意識され る中、日中は積極的に動きづらく、ドルは様子見の展開が見込まれる。

また、国内では日本銀行が「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を 公表するが、成長見通しの下方修正はすでに織り込み済みで、サプライズがな い限り、相場への影響は限定的とみられる。

一方、前日の米国株が軟調だったことから、リスク投資に対する警戒感か ら金利差に着目した円売り・高金利通貨買いの動きは鈍化しそうで、日本株や アジア株も下落した場合には円の買い戻しが強まり、対円でのドルの下押し圧 力につながる可能性もある。

早朝の取引ではユーロ・円が1ユーロ=161円台後半で推移。前日の海外市 場では一時、161円12銭と今月16日以来の水準までユーロが売られる場面が見 られた。

また、ドル・円はクロス円(ドル以外の通貨と円の取引)での円買いを背 景に海外時間に一時1ドル=103円23銭までドルが売られたが、その後反発し、 30日早朝の取引では104円ちょうど前後で推移している。

FOMC、利下げ打ち止めか

エネルギー価格や商品価格の高騰を背景にインフレ懸念が高まる中、金融 市場では、米国の利下げ局面が終了に近づいているとの見方が強まっている。 シカゴ商品取引所(CBOT)のフェデラルファンド(FF)金利先物相場動 向によると、30日のFOMCで0.25ポイントの利下げの確率は80%。残り20% は据え置きを予想している。

前日の海外市場では米国の利下げ打ち止め観測や商品相場の反落を背景に 欧州通貨や商品通貨に対してドルの買い戻しが進み、ユーロ・ドルは一時、1 ユーロ=1.5541ドルと同3日以来の水準までユーロ安・ドル高が進行。その後、 いったん1.56ドル台を回復する場面も見られたが、維持できず、30日早朝にか けては1.55ドル台後半でもみ合う格好となっている。

米経済指標で波乱も

29日の米株式相場は下落。4月の米消費者信頼感指数が5年ぶりの低水準 となったことや、不動産価格の下落で地合いが悪化した。また原油や金属相場 の下落で資源株が下げた。

米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した4月の米消費者信頼 感指数は62.3に低下。2003年3月以来の低水準となった。ブルームバーグがま とめたエコノミストの予想中央値61.0は上回った。

また、全米20都市部を対象にした2月の米スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で12.7%低下と前月 の同10.7%低下からマイナス幅が拡大し、2001年の統計開始以来で最大の落ち 込みを記録した。同指数は2007年1月以来、連続で低下している。

、FOMC以外にもこの日は米国で1-3月期の国内総生産(GDP)や 週末の雇用統計の前哨戦となる民間雇用者数が発表される。事前予想から大き くかい離した場合には、ドルの波乱要因となる可能性もあり、目先は動きづら い展開が続きそうだ。

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