ニューヨーク銅先物:下落、ドル高でインフレヘッジとしての魅力低下

29日のニューヨーク銅先物相場は下落。 ドル相場上昇を受け、インフレヘッジとしての商品の魅力が低下した。

ドルはこのままいけば、対ユーロで月間としては今年初めての上昇となる 見通し。昨年9月以降で6回の利下げを実施した米金融当局が、利下げ休止を 示唆するとの観測がドル買いの材料となっている。ドルの対ユーロでの年初来 騰落率は28日時点でマイナス6.8%となっており、銅相場の29%上昇を後押 ししてきた。ドルはこの日、一時0.7%高となった。

RBCキャピタル・マーケッツ(ロンドン)の非鉄金属取引部門責任者、 アレックス・ヒース氏は同日付のリポートで「利下げ休止やインフレ懸念の高 まりが示唆された場合、ドルは上昇する」と指摘。ドル高の見通しから銅相場 は「軟調に推移している」と分析した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物相場7 月限終値は前日比4.80セント(1.2%)安の1ポンド当たり3.881ドル。ド ルが対ユーロで2.7%、主要6通貨のバスケットに対して1.8%上昇するなか、 中心限月の相場は過去5営業日に2%下落している。

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