シカゴ小麦先物相場:5カ月ぶりの安値-米国の作況が予想外に改善

シカゴの小麦相場は29日、5カ月ぶりの安 値まで下げた。米政府が発表した冬小麦の作況が予想外に改善し、世界の在庫が 減少するとの懸念が緩和されたことが要因。

米農務省が28日に発表した27日時点の冬小麦の作況は「優(Exelle nt)」と「良(Good)」を合わせた割合が約46%と、前週の45%から改 善した。アナリストらは作況の悪化を予想していた。相場高騰で小麦の生産高が 世界的に拡大するとの観測から、相場は過去最高値に達した2月以降、38%下落 している。

PTIセキュリティーズ(シカゴ)のパートナー、ウィリアム・バイエル氏 は「世界の小麦生産がかなり増加する可能性もあるとみている」と述べ、「1年 前を振り返ると、小麦相場を押し上げたのは供給不足と需要拡大だった。この2 つの上昇要因のうちの1つである供給不足は解決した可能性が高い」との見方を 示した。

シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物相場7月限終値は、前日比32.5 セント(3.9%)安の1ブッシェル当たり8.085ドル。一時は8.0175ドルと、中 心限月としては昨年11月21日以来の安値まで下げた。

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