富士フイルムHD:今期純利益予想は前期比5.3%増の1100億円(3)

富士フイルムホールディングスは28日、今 期(2009年3月期)の連結純利益が前期比5.3%増の1100億円になる見通しだと 発表した。銀やアルミなどの原材料高や米サブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン問題に端を発した景気後退懸念など厳しい経営環境のなか、医療 画像関連や液晶材料など主力製品の販売を伸ばすことで増益を見込む。

富士フイルムHDの今期の純利益予想は、ブルームバーグ・データによるア ナリスト16人の予想中央値である1335億円を下回った。

今期の売上高予想は前期比1.9%増の2兆9000億円、営業利益は同1.3%増 の2100億円の見通し。

同時に発表した前期(2008年3月期)の連結純利益は前の期比3倍の1044 億円。原材料高のほか、減価償却方法の変更も利益圧迫要因となったが、フラッ トパネルディスプレイ材料などの販売増やコスト削減効果で増益を果たした。売 上高は同2.3%増の2兆8468億円。

営業利益は同83%増の2073億円だった。部門別の営業利益は、富士ゼロッ クスが手掛ける複合機やプリンターなどのドキュメント事業が同42%増の867億 円となった。カラーフィルムやデジタルカメラのイメージング事業の営業赤字が 約24億円と前期から大幅に改善、さらに医療や液晶材料のインフォメーション部 門も同34%増の1274億円と伸びた。

富士フイルムHDの株価終値は前週末比変わらずの4220円。

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