4月の独消費者物価指数:前年比2.6%上昇-市場予想を下回る(2)

ドイツ連邦統計庁が28日発表した4月の ドイツ消費者物価指数(速報値)は欧州連合(EU)基準で前年同月比2.6% 上昇した。伸び率はエコノミスト予想を下回った。例年より早い復活祭の到来 でパッケージツアーや宿泊施設価格が下落したことが背景。

前月比では0.3%低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス トを対象にした調査では、前年同月比3.1%上昇、前月比0.2%上昇が見込まれ ていた。3月は前年同月比で3.3%上昇していた。

インフレが賃上げ交渉に影響を及ぼすとともに、企業がこうした影響を製 品価格に転嫁させるとの懸念を背景に、欧州中央銀行(ECB)は今月、政策 金利を6年ぶりの高水準である4%に据え置いた。ECBは消費者物価の上昇 率を2%未満にすることを目標としているが、今年は約2.9%になると予想し ている。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のエコノミスト、ジ ャック・カイユ氏は、「この日の統計は歓迎すべきことだが、予想を下回るの は今回限りとなる公算が大きい」と述べ、「このデータがECBのインフレ懸 念を和らげるとは考えられない」と指摘した。カイユ氏はインフレ率が3%以 下に低下すると予測していたエコノミスト3人のうちの1人だった。

3月のユーロ圏インフレ率は3.6%だった。欧州連合(EU)統計局(ユ ーロスタット)は今週、4月の速報値を発表する。

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