【きょうのチャート】中国効果でステーキやポークチョップ値上がりへ

英銀バークレイズは22日付のリポートで、 中国の富の拡大に食品安全懸念が重なれば、ステーキやポークチョップの価格 が世界中で上昇するとの見方を示した。

アナリストのアムリタ・セン氏とニコラス・スノードン氏は同リポートで、 「生産の半分以上が輸出される穀物市場と異なり、家畜市場は総消費量のうち 輸出はわずか10-15%にとどまり、国内消費向けに特化している」と説明。

リポートによれば、これはシカゴ商業取引所(CME)など国際取引所で の家畜相場の上昇が、「いわゆる中国効果」にけん引されている金属や穀物相場 の上昇に後れを取っていることを示す。2006年1月以来、CMEの赤身豚肉価 格は9.5%上昇したが、同リポートは「家畜は多くの農産品に見られる価格高 騰に見舞われていないものの、こうした状態がいつまでも続くわけではない理 由がいくつかある」と指摘する。

この日のチャートは、中国のコメと豚肉消費量(オレンジと白の線)の変 化を1987年以降の人口と1人当たり所得の伸びと比較している。リポートは、 富の拡大で食生活の多様化が可能になったことから、コメの消費は01年以降、 毎年減少していると指摘した。

さらに同リポートは、中国の消費者が食の安全性を高め、インフレを緩和 する手段を模索するなか、「中国は今後、大規模な食肉輸入国に転じる可能性が ある」と予想した。政府の消費者物価統計によれば、3月の中国の食肉価格は 前年同月比46%上昇だった。

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