野村HD株が高い、思い切ったサブプライム損失処理、市場は評価(2)

野村ホールディングス株が高い。買い気配 の後、一時前週末比126円(7.6%)高の1787円まで上昇した。25日発表の第 4四半期(2008年1-3月)連結純損益は、米サブプライムローン関連の損失 処理などで1539億円の赤字となったが、市場では思い切った処理と評価する見 方もあり、悪材料出尽くし感が広がっている。

赤字の主因はサブプライムローンなどを保証するモノライン(金融保証会 社)の保証額に対する1320億円の引当金や米CMBS(商業用不動産担保証 券)関連評価損220億円の計上など。野村の仲田正史執行役兼最高財務責任者 (CFO)は、25日の会見で、「現時点で想定できる処理はやるだけやった」 と述べた。午前終値は同105円高(6.3%)高の1766円。

日興シティグループ証券の葛西誠アナリストは、野村の巨額の損失計上によ って「バランスシートの中に何を隠しているか判らないという状況は改善され た」(25日の業績発表後の投資家向けリポート)と指摘。モノラインなどの 「残余のエクスポージャーは一応ヘッジされているようだ」とし、今後の損失拡 大リスクは限定的とみている。

野村は28日公表した中期経営計画で、3年後までに国内顧客預かり資産を 110兆円(2008年3月末は72兆2000億円)に拡大するとともに、年間税引き前 利益を5000億円規模まで増やすなどの新たな目標を設定した。

--共同取材: 日向 貴彦 Editor: Kazu Hirano, Takashi Ueno

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