モルガンSのローチ氏:中国は直ちに少なくとも1ポイントの利上げを

米証券大手モルガン・スタンレーのアジア 部門会長、スティーブン・ローチ氏は、中国当局がインフレ抑制と中国経済の ハードランディングのリスク軽減に向けて、直ちに少なくとも1ポイントの利 上げを実施すべきとの見方を示した。

ローチ氏は25日に電話インタビューに応じ「中央銀行は行動する必要が ある。それも今動く必要がある」と指摘。「行動を先送りすればするほど懸念 は強まる。ハードランディングのリスクを高めることになる」と述べた。

同氏は、中国がインフレを抑制するためには、年間の経済成長率を9%未 満のペースに鈍化させる必要があるとの見解を表明。この水準のペースに鈍化 すれば、雇用創出や貧困削減への努力が損なわれるとする中国当局者とは異な る見解を示した。

中国の1年物基準貸出金利は現在、9年ぶり高水準の7.47%で、1年物預 金金利は4.14%と、インフレ率の半分にも満たない。3月の消費者物価は

8.3%上昇。食品・エネルギー価格上昇の影響で、11年ぶり高水準に接近した。

1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)は、前年同期比10.6%増 加。米国での需要鈍化で輸出が伸び悩み、昨年10-12月(第4四半期)の同

11.2%増から減速した。

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