民主・平岡氏当確、衆院山口2区補選-福田政権に「ノー」突きつける

自民、民主両党の候補による一騎打ちと なった衆院山口2区補欠選は27日、投開票が行われ、民主党前職(比例中 国ブロック)で社民党推薦の平岡秀夫氏(54)が自民党の新人で公明党が推 薦した元内閣審議官の山本繁太郎氏(59)を破り、4回目の当選を果たした。 民主党の鳩山由紀夫幹事長が27日夜、談話で勝利宣言を行った。

同補欠選は福田康夫首相が2007年9月の就任後初めて実施された国政 選挙。福田政権と自民、公明の連立与党が目指す揮発油(ガソリン)税の暫 定税率復活、民主党が廃止を求めている後期高齢者医療制度(長寿医療制 度)などが争点となっていただけに、衆院山口2区の有権者は福田政権に事 実上、「ノー」を突きつけた格好だ。

衆参で与野党の勢力が異なる「ねじれ国会」の下、複数の国内主要報道 機関の世論調査で内閣支持率が「危険水域」とされる30%を割り込む中、参 院第1党の民主党は攻勢を強めるものとみられ、福田首相は一段と厳しい政 権運営を強いられそうだ。

平岡、山本両氏も同選挙区内の選挙事務所でそれぞれ勝利、敗北宣言を 行った。NHKが27日午後11時前のニュースで両氏の発言場面を放映した。

民主「暫定税率復活断念を」-早期解散要求

民主党の鳩山氏は談話で「政府、与党に対し、この審判を厳粛に受け止 め、暫定税率復活の再議決を断念するとともに、後期高齢者医療制度を廃止 し、消えた年金記録の早期解決に国を挙げて取り組むよう求めていく」と語 った。

鳩山氏は「福田内閣、自民、公明政権があくまでも国民の声を無視し続 けるなら、民心はさらに離反していく」と言明。その上で「民主党は生活切 捨ての政治に一刻も早く終止符を打ち、『国民の生活が第一』を実現するた め、早期の解散・総選挙、政権交代を目指して一致結束して全力でまい進す る」と表明した。

同党の小沢一郎代表は25日、TBSラジオの「荒川強啓 デイ・キャ ッチ!」で、民主党がガソリン価格の値下げを主張していることをめぐり、 「支持する声が補選にも反映されれば、政府、与党もこれを引っ繰り返すの は大変だ」と述べていた。

これに対して、福田首相は27日、訪問先のロシア・モスクワで同行記 者団に、同補欠選について、「政権運営に影響があるかどうか分からないが、 政権運営に支障のないようにするというのが、われわれの務めだ」と述べた。

今回の衆院山口2区補欠選は、福田良彦岩国市長(前自民党衆院議員)が 2月の岩国市長選に出馬したのに伴い実施された。投票率は69.00%(男性

68.22%。女性69.69%)で、前回05年の衆院選の72.45%を下回った。当日有権者 数は30万8017人(同14万3705人、同16万4312人)。山口県選挙管理委員会 が開票結果をウェブサイトに掲載した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE