【注目株】三洋電、松下電、新日石、富士フ、菱地所、アクセス、野村

28日の材料銘柄は以下の通り。

三洋電機(6764)、松下電器産業(6752):28日付の読売新聞朝刊は、 経営不振が長引く三洋電の抜本的な再建策として、松下電産と資本・業務提携 する案が浮上していることが、27日明らかになったと報じた。大株主の三井 住友銀行など金融3社が持つ三洋株(優先株)を、松下に譲渡する方向で検討 が進む見通しという。将来、両社が経営統合する案も視野に入っており、実現 すれば、国内初の大手電機メーカー同士の再編となると伝えている。

新日本石油(5001):28日付の日本経済新聞朝刊は、2009年末から自動 車燃料となるバイオガソリンの原料を国内で初めて量産すると報じた。子会社 の根岸製油所(横浜市)に20億円を投じ、年産10万キロリットルの設備を造 るという。また現在、バイオガソリン原料の大半を輸入に頼っているが、規格 外の国産小麦などから製造したものを北海道から調達するとしている。

野村ホールディングス(8604):同社が25日に発表した第4四半期 (2008年1-3月)連結業績によると、純損益は1539億円の赤字(前年同期 は331億円の黒字)となった。市場混乱により収益環境が悪化する中、サブプ ライムローンなどを保証するモノライン(金融保証会社)向け投融資の引当金 が1320億円に膨らんだのが主因。

NTTドコモ(9437):今期(09年3月期)連結業績予想によると、純 利益は前期比2.4%増の5030億円。予想数字は、ブルームバーグがまとめた アナリスト17人の事前予想の中央値5299億円を下回る。競争激化を背景とす る値下げの影響で、利益の伸びは前期から鈍化へ。

東芝(6502):今期(09年3月期)の連結純利益は前期比2%増の1300 億円になる見通し。前期に発生した次世代DVDの「HD-DVD」関連事業 の撤退費用が、大幅に減ることが主因。

ホンダ(7267):第4四半期(08年1-3月期)の連結純利益は前年同 期比86%減の254億円。円高や販売管理費の増大、税負担などが響き、2年 連続の減益となった。ただ、通期の業績は第3四半期までが好調だったことか ら売り上げ、各段階の利益ともに過去最高を更新した。

富士フイルムホールディングス(4901):26日付の日経新聞朝刊は、前 期(08年3月期)連結営業利益(米国会計基準)が前の期に比べて約1.8倍 の2100億円弱になったもようだと報じた。医療画像関連や液晶材料など主力 製品が好調で、原材料の高騰を吸収したという。従来予想並みを確保したこと で、年間配当は10円増の35円とする見込みだとしている。

三菱地所(8802):26日付の日経新聞朝刊は、今期(09年3月期)連結 営業利益が前期推定比12%増の1900億円前後と、4期連続で最高益を更新し そうだと報じた。昨年開業した新丸の内ビルディングの収益が年間寄与するな ど、オフィスビルの賃貸事業収益が引き続き拡大する。藤和不動産など関連会 社の子会社化も収益の押し上げ要因になるという。

アクセス(4700):28日付の日経新聞朝刊は、05年3月期に売上高を水 増しし、連結最終黒字を装っていた疑いのあることが明らかになったと報じた。 銀行の融資打ち切りを避けるため、経営幹部が不正な会計処理に関与していた 可能性が強いという。同社は28日早朝、「過年度にわたる不適切な会計処理 が判明した。05年3月期決算で一部の役職員が不適切に売上高計上した」と コメント。また、北博之社長と小路口専務が退任し、社長に山田欣吾取締役が 就任すると発表した。

マツダ(7261):北米や欧州など海外販売が好調、為替が対ユーロで円安 だったこともあり、25日に発表した前期(08年3月期)連結純利益は前の期 に比べ25%増の918億円と、過去最高益を更新した。今期は24%減の700億 円を計画。想定為替は1ドル=100円、1ユーロ=150円。

任天堂(7974):同社の岩田聡社長は25日、都内で開いた決算説明会で 今期の業績予想はゲーム機の値下げは前提としていないと語った。値下げが必 要になるとの考え方もしていないと述べた。

日本ビクター(6792):7月末をめどに英国でのテレビ関連商品の生産か ら撤退する。欧州域内向けの生産は今後、東欧地域での外部委託に移行。一方、 前期(08年3月期)の連結最終損益は475億円の赤字(07年3月期は79億円 の赤字)に。業績回復が遅れ、事業構造を見直し中のテレビ部門のほか、記録 メディアやオーディオ関連事業などでも減損損失を計上した。

富士通(6702):08年3月期決算発表を5月12日に延期する。連結監査 手続き完了確認に時間を要するためとしている。従来予定は4月28日だった。

シャープ(6753):今期(09年3月期)の連結純利益が前期比3%増の 1050億円になる見通し。ブルームバーグが直近で調査していた有力アナリス ト5人による事前予想中央値の1020億円にほぼ沿った数字。

エルピーダメモリ(6665):前期(08年3月期)の連結純損益は235億円 の赤字で、前の期の529億円の最高益から2期ぶりに赤字へ転落。DRAM市 況の低迷が響いた。

アステラス製薬(4503):米医薬品会社コメンティス(カリフォルニア 州)とアルツハイマー型認知症治療薬の研究・開発・商業化でライセンス契約 を結んだ。日本円で最低800億円弱を支払う。重点研究領域として位置付けて いる中枢神経領域の事業基盤を強化する。

タカラトミー(7867):前期(08年3月期)の連結純利益が、前の期に 比べて約3.2倍の57億円になったもようと発表。固定資産売却益や投資有価 証券売却益など特別利益が発生したことで、従来予想43億円を上回った。

富士通ゼネラル(6755):世界的な空調期の需要拡大に加え、流通在庫の適 正化や経費削減努力が奏功し、08年3月期の連結営業利益は前期比2.4倍の 102億円となった。空調需要は国内外ともに伸びるとし、09年3月期の連結営 業利益は前期比18%増の120億円を見込む。

スズキ(7269):27日付の日経新聞朝刊は、インドで中大型車を投入す ると報じた。インドは低価格小型車が市場の8割を占めるが同国内約5割のシ ェアを維持するため他社に先駆けてフルライン化を進めるとしている。

大阪証券取引所(8697):27日付の読売新聞朝刊は、ジャスダック証券 取引所が大阪証券取引所との売買システム一本化を受けいれる姿勢に転じたと 報じた。ジャスダックが28日も大証に提示し6月末までの合意を目指す。

スカイマーク(9204):26日付の読売新聞朝刊は、今年3月、機体に搭 載した気象レーダーの故障を把握しながら修理せず、羽田-新千歳間の4便を 夜間などに運航させていたことが分かったと報じた。国土交通省は安全管理体 制が不十分として、航空法に基づく特別監査に乗り出すとしている。

ソフトバンク(9984):固定電話事業子会社ソフトバンクテレコムとイン ボイスとの合弁会社、日本テレコムインボイスを全額出資にする。255億円を 投じて28日付でインボイス保有の株式85%分を買い取る。固定電話と携帯電 話の販売を強化するのが狙い。

大京(8840):前期(08年3月期)の連結純利益は前の期に比べて34%減 の162億円になったもようと発表。建築コスト上昇に伴いマンション価格の高 騰などで新築物件市場が減速したことなどが要因となり従来予想していた305 億円を下回った。

アルゼ(6425):フィリピンでカジノリゾート運営に乗り出す。10年4 月ころのオープンを目指し、すでに用地の手当てを開始。事業規模は総額 2500億円程度と想定している。

鉄鋼株:日本鉄鋼連盟の馬田一会長(JFEスチール社長)は25日の定 例会見で、原材料価格上昇で業界全体が負担するコストとして「鉄鉱石と石炭 だけで2兆円程度、それ以外の合金鉄や鉄スクラップなどで1兆円くらいに上 り、値上がり基調ということも考えると合計で3兆円を超えるのではないか」 と語った。その上で、コスト増をまかなうための製品値上げは、トン当たり3 万円程度が1つの目安になるとの見通しを示唆。

プロミス(8574):08年3月期の連結純利益が159億円(前の期は3783億 円の赤字)になったもようだ。過去の引当金を無税償却に変更するのに伴う税 負担のほか、三洋信販との統合関連費用や株式の減損処理などが響いた。従来 予想は172億円だった。確定値は5月8日に発表する。

食品関連:イオン(8267)は米国産牛肉の販売を再開する。30日にジャ スコ品川シーサイド店で再開し、その後5月10日から全国のジャスコなど 470店で販売する。一方、明治乳業(2261)は関西地区で販売したびん容器入 りの牛乳(200ミリリットル)に赤さびが混入したため、約159万本を自主回 収すると発表した。

千趣会(8165):08年1-3月期の連結経常損益は11億6100万円の赤字 に転落。前年同期は21億4700万円の黒字だった。売上原価率の上昇や販売 費・一般管理費の比率も増え、収益を圧迫。為替差損や複合金融商品評価損な どの計上も響く。

建設株:飛島建設(1805)、銭高組(1811)、高松建設(1762)、ピーエ ス三菱(1871)がいずれも08年3月期の連結業績見通しを下方修正すると発 表。建設資材が上昇したう上、労務費もかさんだことなどが理由。

マルシェ(7524):採算性の低い営業店舗の減損損失を上積み、関係会社 ののれん償却額など計9億6200万円の特別損失を08年3月期に追加計上する と発表。連結純損益は従来計画の1億5000万円の黒字から9億円の赤字に転 落したもよう。07年3月期は3億3400万円の黒字だった。

スクウェア・エニックス(9684):出版事業、その他事業が好調に推移した ことで08年3月期の営業利益見通しを従来計画比46%増の146億円に上方修 正。前の期は190億円だった。

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