パイオニア株が反落、松下とのプラズマパネル提携の効果に不透明感

プラズマテレビ国内3位のパイオニアの 株価が反落、前日比21円(2.1%)安の965円まで売られた。松下電器産業と のパネル提携を24日夕に発表したが、提携効果は不透明との見方が出ている。 24日の取引終了前に会見実施を通知し、株価が急上昇していたことへの反動も あって値を下げた形だ。松下電産の株価は輸出関連全般につれて上昇、前日比 40円(2%)高の2090円まで上げている。

パイオニアは3月に、パネル生産から撤退してテレビ組み立てに専念する 方針を表明済みで、プラズマテレビ事業の継続には新たなパネル調達元が不可 欠だった。その結果、プラズマ世界首位の松下電産を選択。24日に基本契約し た。契約に基づいて技術者を松下に転籍させ、パネルを共同開発。来年6月末 以降に松下側から新型パネルの供給を受け、同年秋から発売の自社製品に搭載 する。

みずほ証券の張谷幸一アナリストは、パネル製造撤退による投資負担減で 「事業リスクのぶれが小さくなる」としながらも、「従来の高級品戦略は失わ れていくことになる」と指摘した。新型パネルは松下製品にも搭載される上、 パイオニアの販売量はもともと少ないとあって、「他社との差別化が難しくな る」(同氏)と述べ、提携効果は不透明との見方を示している。

パイオニア株は前日24日、朝方を除いてマイナス圏での推移が目立って いたが、午後2時30分過ぎに会見の報が伝わり急上昇、前の比に比べて2.3% 高の986円で終えていた。

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