米国債(25日):続落、2年債利回り2.42%-利下げ停止観測強まる(2)

米国債相場は続落。ここ2週間での 下落幅は2001年以来の最大となった。30日の米連邦公開市場委員会 (FOMC)を最後に当面は利下げが停止されるとの見方が強まってい ることが背景。

2年債利回りは一時、過去3カ月余りでの最高水準に上昇。10年債 利回りも2カ月ぶり高水準。世界的な信用危機が緩和しつつあるとの観 測が広がるなか、米国債を売って株式や社債といった高利回り資産を買 う動きが進んだ。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間 午後4時25分現在、2年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01ポイント)上昇の2.42%。一時は2.50%を付ける場面もあ った。過去2週間では約68bp上昇している。2年債価格(表面利率

2.125%、2010年4月償還)は2/32下落し99 13/32。

10年債利回りは前日比4bp上昇し3.87%。一時は3.91%と、2月 26日以来の高水準を付けた。

エコノミストはここ数週間、利回りの上昇を考慮して米国債見通し を修正している。

米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)のシニアエコノミスト、ピ ーター・クレッツマー氏は6月末時点での2年債利回り水準を1.7%と 予想。3月27日時点での予想1.2%から上方修正した。

利回り格差の縮小

モルガン・スタンレーのグローバル経済担当共同責任者、リチャー ド・バーナー氏は6月末時点の10年債利回りが3.7%との予想を示した。 今月7日時点では2.63%との予想を示していた。

シカゴ商品取引所(CBOT)のフェデラルファンド(FF)金利 先物相場はFOMCが30日に金利を据え置く確率が26%あることを示 唆している。1週間前には同確率は2%だった。0.25ポイントの利下げ 確率は74%。

2年債に対する10年債利回りの上乗せ幅は1.44ポイント。今週初 めは1.55ポイントだった。

この利回り格差は3月6日の時点では2.08ポイントに拡大していた た。当時は米住宅市場低迷に関連し銀行の損失が拡大するとの懸念で、 安全な投資先としての短期債に投資資金が集まった。

FOMCメンバーが利下げによるインフレ誘発を懸念しているとの 観測が広がり、一部トレーダーはより少ない利下げ回数を織り込み始め ている。

*T *T

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE