韓国サムスン電子1-3月:純利益37%増-約2年で最大の増益率

半導体、液晶表示装置(LCD)、携帯電話 生産でアジア最大のメーカー、韓国のサムスン電子が25日発表した2008年1 -3月(第1四半期)決算は、純利益の伸びがここ2年余りで最大となった。L CDと携帯電話部門が好調で、半導体の値下がりをカバーした。

純利益は2兆1900億ウォンと、前年同期の1兆6000億ウォンから37% 増加。売上高は19%増の17兆1100億ウォンだった。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたアナリスト25人の予想中央値では純利益が2兆200億ウォン、 売上高が16兆8000億ウォンと見込まれていた。

アナリスト予想を上回った決算内容を受け、ソウル市場ではサムスン電子の 株価が上昇し、一時3.9%高となった。ヒュンダイ・ワイズ・アセット・マネ ジメントで約9億ドル相当の資産を運用するシム・ジェドク氏は「驚きの決算だ。 全部門が好調さを示した」と指摘。「半導体市場は下期に回復するだろうし、L CDも良さそうだ。為替動向も有利で、この先、減益になる理由がない」と語っ た。

第1四半期のLCD部門の利益は14倍の1兆100億ウォンに拡大し、過 去最高となり、ブルームバーグ・ニュースのアナリスト予想値(8900億ウォン) を上回った。サムスン電子はこの日、ソニーとのLCD合弁事業で1兆8000億 ウォン(約1890億円)を投じ、第2生産ラインを建設する計画を明らかにした。

携帯電話を含む通信機器部門の利益は53%増の9200億ウォンで、アナリ スト予想値(7390億ウォン)をやはり上回った。売上高は21%増の5兆5000 億ウォンで、携帯電話出荷は33%増の4630万台に増えた。平均価格は07年 10-12月(第4四半期)から4.7%下落したという。

一方、半導体部門の利益は約64%減の1900億ウォンで、売上高は4兆 3900億ウォン。アナリスト予想はそれぞれ1030億ウォンと4兆5700億ウォ ンだった。サムスン電子は米インテルに次いで半導体生産で世界2位。

韓国最大の財閥、サムスン・グループの李健熙(イ・ゴンヒ)会長は同グル ープの不正資金疑惑をめぐり脱税や背任の罪で在宅起訴されており、今週に入っ て辞任を表明している。サムスン電子会長も務めた同氏の下、同社はソニーなど を抜き、時価総額でアジア最大のエレクトロニクス・メーカーとなった。

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