米国株(25日):上昇、金融株や商品株に買い-マイクロソフト安い(2)

米株式相場は上昇。週間ベースでは2月 以来初の連続高となった。金融株が取引後半にかけて値上がりし、消費者信頼 感の低下やソフトウエア最大手マイクロソフトの軟調な増収見通しといった弱 材料を打ち消した。

米住宅金融のファニーメイ(米連邦住宅抵当金庫)を中心に金融株は2カ 月ぶり高値まで上昇。モルガン・スタンレーがファニーメイの来年の業績はア ナリスト予想を上回るとの見方を示したのが手掛かりだった。クレジットカー ド大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)はダウ工業株30種平均の 銘柄のなかで値上がり率トップだった。海外市場での堅調な伸びが業績を押し 上げた。石油のコノコフィリップスや油田サービス大手シュルンベルジェを中 心にS&P500種株価指数に採用されているエネルギー36社のうち30社が値 上がりした。ガソリン相場はこの日、最高値を更新した。マイクロソフトは

6.2%下げ、市場の上値を抑えた。

クラーク・キャピタル・マネジメントのハリー・クラーク最高経営責任者 (CEO)は、「金融株の一角に買いを入れるのは別に早すぎるわけではない。 今年下半期に期待している」と語った。

S&P500種株価指数は前日比9.02ポイント(0.7%)上げて1397.84。 週間ベースでは0.5%上げた。ダウ工業株30種平均は同42.91ドル(0.3%) 高の12891.86ドル。ナスダック総合指数は5.99ポイント(0.3%)低下して

2422.93。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の騰落比率は2対1。

銀行の評価損計上は最悪期を過ぎたとのUBSのリポートをきっかけに、 この日の米株式相場は金融株を中心に買い先行で始まった。その後、4月のロ イター・ミシガン大学消費者マインド指数(確報値)が発表され、エコノミス ト予想を下回る1982年以来の低い水準が示されると、売りが勢いを増した。 午後に入り原油や銅、金といった商品相場が上昇すると商品株は値上がりし、 銀行株はさらに上値を追った。

S&P500種は1月14日以来の高水準を記録した。年初からは4.8%安と なっている。月初来では5.7%高と、月間ベースでは10月以来初の上昇を記録 する見通しだ。ダウ工業株30種平均は今週0.3%上昇、ナスダック総合指数も

0.8%上げた。

ファニーメイ、アメックス

ファニーメイは10%上昇。モルガン・スタンレーのアナリストは、債券利 回り曲線のスティープニング化がファニーメイの利益を押し上げ、2009年には 1株当たり利益が4.98ドルまで増加するだろうと述べた。フレディマック (連邦住宅貸付抵当公社)も高い。

アメックスは5.7%高。同社の1-3月(第1四半期)決算では、利益が アナリスト予想を上回った。

金融株が上昇

UBSは米銀の株式投資判断を「アンダーウエート」から「ニュートラル (中立)」に引き上げた。UBSによると、銀行が抱える信用関連証券の評価 損は第1四半期決算でほとんどが計上済みになる見通し。

S&P500種の金融株価指数は1.7%上昇。S&P500種へのプラス寄与度 で10指数中トップだった。シティグループやメリルリンチはいずれも上昇し た。

金融株92銘柄で構成する同指数は2006年末からこれまでに27%下落。サ ブプライム住宅ローン市場の崩壊を背景に、世界の大手金融機関がこれまでに 計上した信用損失や資産評価損は2900億ドル以上に上る。

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