独バイエルの1-3月期:73%減益-前年同期の一時利益の反動(2)

ドイツの製薬最大手バイエルが24日発表し た2008年1-3月(第1四半期)決算は、前年同期比73%減益となった。前年 同期に計上した資産売却による一時利益の反動が出た。

同社が電子メールで送付した資料によれば、純利益は7億6200万ユーロ (1株当たり0.96ユーロ)と、前年同期の28億1000万ユーロ(同3.44ユー ロ)から減少。ただ、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト9人の予 想中央値(6億5900万ユーロ)は上回った。売上高は前年同期比2.4%増の85 億4000万ユーロ。

医薬品から農薬、プラスチックまで手掛けるバイエルは2月、08年通期の 売上高伸び率が04年以来の低水準になる可能性があることを明らかにした。ま た06年の同業シェーリングの買収以降、コスト削減に取り組んでいる。コリン ズ・スチュワートのアナリスト、ジェームズ・ナイト氏は、食料品価格の上昇に 乗じて農家が作付けを増やすなか、バイエルが殺虫剤や殺菌剤の需要増加の恩恵 を受けるとみている。

ナイト氏は21日付のリポートで、農作物関連事業に関しては「市場環境は 最高といえるだろう」と指摘した上で、「ヘルスケア事業は、シェーリングとの 統合効果による収益の行方が引き続き最も重要な問題だ」との見方を示した。

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