米アムジェン:1-3月期は2%増益-関節リウマチ治療薬が好調

バイオテクノロジー最大手の米アムジェ ンが24日発表した2008年1-3月(第1四半期)決算は、前年同期比2% 増益となった。貧血症治療薬の販売の落ち込みを、関節リウマチ治療薬「エン ブレル」への旺盛な需要が補った。

純利益は11億4000万ドル(1株当たり1.04ドル)と、前年同期の11 億1000万ドル(同0.94ドル)を上回った。一部費用を除く純利益はアナリ スト予想を上回った。

アムジェンの株価は昨年32%安。主力の貧血症治療薬「アラネスプ」と 「エポジェン」について、大量の服用による心臓疾患リスクとの関連性が指摘 されたことが響いた。ロバート・W・ベアードのアナリスト、クリストファ ー・レイモンド氏は15日付の顧客向けリポートで、アムジェンの貧血治療薬 の「底打ちへの道のりはまだ長いだろう」との見方を示していた。

エンブレルは1-3月期に、前年同期比3割増の9億5100万ドル(約 990億円)を売り上げた。クレディ・スイスのアナリスト、マイケル・エイバ ーマン氏(ニューヨーク在勤)によると、アナリストは8億6800万ドルの売 り上げを見込んでいた。アムジェンは、同薬の売り上げ増加には需要の拡大に 加えて値上げが寄与したと説明。卸売業者が1-3月期に、同薬を1億2000 万ドル規模備蓄したことも明らかにした。

決算は取引終了後に発表された。アムジェン株は時間外取引で一時50セ ント(1.2%)高となっている。通常取引終値は29セント安の42.40ドル。

1-3月期は、株式報酬など一部コストを除いた1株利益は1.12ドルと、 ブルームバーグがまとめたアナリスト19人の予想平均1.05ドルを上回った。 売上高は36億1000万ドルと、アナリスト予想の36億3000万ドルを下回っ た。

08年通期については、売上高は142億-146億ドルに減少、一部項目を 除いた1株利益は4-4.30ドルを見込んでいる。

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