米国債:下落、2年債利回り2.39%-5年債入札で需要が振るわず

米国債相場は下落。米財務省の5年 債入札(規模190億ドル)が低調となり、需要は2003年以来の最低とな った。米利下げ局面が終わりに近づいているとの観測が背景。

米国債相場は午前、米週間失業保険申請件数の減少や米製造業耐久 財受注の増加を受けて下げ始めた。2年債相場は05年10月以来最長の 9営業日連続安。5年債利回りは一時、15週間ぶりの高水準を付けた。

モルガン・スタンレーの債券ストラテジスト、ケビン・フラナガン 氏は「がっかりする内容だ」と述べた上で、「この状況ではどのように つくろっても、米国債投げ売りの材料が増えるばかりだ」と語った。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間 午後4時27分現在、2年債利回りは前日比15ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01ポイント)上昇の2.39%。2年債価格(表面利率1.75%、 2010年4月償還)は約9/32下落し99 1/2。2年債利回りがフェデラル ファンド(FF)金利誘導目標(現在2.25%)を上回って引けたのは 2006年以来初めて。

米財務省が午後に実施した5年債入札(発行額190億ドル)の結果 によると、最高落札利回りは3.159%と入札前の利回り3.12%を上回っ た。入札直前の市場予想は3.109%だった。先月入札した5年債の利回 りは前日比15bp上昇し3.11%。一時は1月11日以来の高水準を付けた。

シカゴ商品取引所(CBOT)のフェデラルファンド(FF)金利 先物相場はFOMCが30日に金利を据え置く確率が18%あることを示 唆している。1週間前にはゼロだった。0.25ポイントの利下げ確率は 82%。

5年債入札

RBSグリニッチ・キャピタルの米国債戦略責任者、デービッド・ アダー氏は「今回の入札は実に散々な内容だった」と指摘。「このよう な入札結果では投資家を市場から追いやってしまう」と述べた。

この日の5年債の入札規模は03年2月以来最大だった。投資家の需 要を測る指標の応札倍率は1.65倍と、03年2月以来の最低。前回は

1.98倍だった。

外国中央銀行を含む間接応札が落札全体に占める割合は29%と、前 回の34%から低下した。

2年債利回りは1月18日以来の高水準に上昇。今月を最後に当面は 利下げが実施されないとの観測が背景にある。この日の債券相場の下落 で、利回りはFF金利誘導目標を上回り、上乗せ幅は06年6月以来最大 となった。

米政策金利見通し

JPモルガン・チェースとリーマン・ブラザーズ・ホールディング スはこの日、30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想される利 下げ幅を0.25ポイントに修正、従来予想の0.5ポイントから縮小した。

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