米フォード:1-3月期黒字1億ドル-アナリスト予想は赤字、株急伸

自動車大手の米フォード・モーター が24日発表した2008年1-3月(第1四半期)決算は、1億ドルの黒 字だった。北米地域での人員削減が奏功したほか、利益を3倍に増やし た欧州事業が貢献した。

発表資料によると、純利益は1株当たり5セント。前年同期は2億 8200万ドル(1株当たり15セント)の損失だった。これを好感しフォ ードの株価は急伸した。

フォードは一段の経費削減を予定しているほか、新型車の投入に力 を入れており、アラン・ムラリー最高経営責任者(CEO)が公約して いる収益性回復に向けて順調に進んでいる。同社の06年と07年の損失 額は合計153億ドルだった。

ただ景気減速やガソリン価格の高騰、住宅市場での需要減に直面す るなか、フォードはこの日、08年通期の業界全体での自動車販売台数予 想を下方修正するとともに、第2四半期の北米生産計画を一段と縮小し、 前年を12%下回る水準とした。

フォード株価のニューヨーク時間終値は前日比88セント(11.7%) 高の8.40ドル。

1-3月期の一時的項目を除く利益は5億2500万ドル(1株当たり 利益20セント)。ブルームバーグがまとめたアナリスト13人の予想平 均は1株当たり15セントの損失だった。売上高は前年同月比1.2%増加 の435億ドルだった。

フォードの北米地域での税引き前損失額は4500万ドルと、前年同期 の6億1300万ドルから大幅に縮小した。南米での税引き前利益は2億 5700万ドルと前年同期の1億1300万ドルから増加、欧州部門の利益は 7億3900万ドル(前年同期は2億1900万ドル)に増加した。アジア太 平洋とアフリカの事業の税引き前利益は100万ドル。前年同期は2600万 ドルの赤字だった。

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