ダイハツ:前期純利益は微増、最高益-今期は円高などで減益予想(4)

トヨタ自動車の子会社、ダイハツ工業が 24日発表した前期(2008年3月期)連結決算は、アジアを中心とした海外販 売の好調で、純利益が前の期に比べ0.6%増の349億円と、6年連続の過去最 高益更新となった。今期(09年3月期)の純利益は円高や原材料の高騰などを 受けて前期比8.4%減の320億円の見通し。

ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト15人の前期純利益の予 想中央値は360億円だった。ダイハツが発表した前期の売上高は前の期に比べ

4.0%増の1兆7026億円、営業利益は同20%増の652億円、経常利益が同 11%増の666億円。増収および各段階の利益が増益となるのは6年連続。1株 当たり利益は81円92銭(前の期は81円38銭)。期末配当は10円(前の期 の期末配は2円の記念配を含み9円)とした。

前期のダイハツ車の出荷台数(受託・OEMを含む)は同1.5%増の133 万6043台だった。国内出荷は同2.7%減の57万653台で、このうち主力の軽 自動車が同1.0%減の56万1628台となった。海外出荷は同9.3%増の37万 4286台、また受託・OEMの合計は同1.0%増の39万1104台だった。

軽市場は前年並みもダイハツは販売拡大

今期の売上高は前期比2.8%増の1兆7500億円、営業利益が同6.4%減の 610億円、経常利益は同8.4%減の610億円を、それぞれ見込んでいる。円高 や諸経費の増加が利益を圧迫する見込み。年間配当は未定。

軽自動車の今期国内市場は前年並みとみているが、ダイハツはモデルチェ ンジした「タント」の好調などから、軽自動車の国内販売62万台(前期56万 台)を見込む。会見した箕浦輝幸社長は、利益見通しについて「大幅な円高や 原材料の高騰などの影響があるが、小幅な減益にとどまる見通しだ」と述べた。

富士重へのOEM供給で合同委を設置

また、10日に発表した富士重工業への小型車、軽自動車のOEM供給に関 し、両社でOEM検討の合同委員会を設置したと明らかにした。各部門の部長 級15人程度で組織し、OEMの準備作業を進めていく。箕浦社長はOEM供 給の見通しについて「富士重が想定している供給台数に到達するのには3年ぐ らいはかかると思う」と語った。ダイハツには、OEM供給で「お金を使わず 今の工場で増産していければプラスになるし、是非そうしたい」とも述べた。

ダイハツの株価終値は前日比6円(0.5%)安の1223円。

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