モノラインの信用リスクが3カ月ぶりの大幅上昇-アムバック決算受け

企業などの信用力を取引するクレジット・ デフォルトスワップ(CDS)市場で23日、金融保証会社(モノライン)の信 用リスクを示す指標が3カ月ぶりの大幅上昇となった。世界最大のモノライン、 米アムバック・ファイナンシャル・グループがアナリスト予想を上回る赤字を 計上したのが背景。

この日は、アムバックと同2位の米MBIAの債券保証部門のCDSスプ レッドが大幅に上昇。アムバックがサブプライムローン(信用力の低い個人向 けの住宅融資)証券に関連して31億ドル(約3200億円)の費用を計上したの を受け、両社の財務力に対する投資家の信頼が低下した様子が示された。アム バックの決算を受け、両社の格下げ懸念も再燃した。

ドレクセル大学のジョゼフ・メーソンの准教授(財政学)は、ブルームバ ーグテレビジョンとのインタビューで、アムバックとMBIAについて「すで に実施されているべきだった格下げが昨秋に実施されなかった。そのことが、 現在見られている問題の一端だ」と指摘した。

CMAデータビジョンによると、5年物CDSの買い手はアムバックの債 券保証部門の債券1000万ドルに対し、110万ドルの頭金に加えて年50万ドルの 保証料を支払う。前日は年約70万ドルの保証金だった。MBIAの債券保証部 門の債券のCDSスプレッドは87ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇の805bp。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE