米アマゾンの1-3月:30%増益-営業利益見通し嫌気し株価下落

インターネット小売り最大手の米アマゾン・ ドット・コムが23日発表した2008年1-3月(第1四半期)決算は、電子機器 やビデオゲームの販売好調が寄与し、前年同期比で30%増益となった。一方、 同社が示した08年通期の営業利益は最大で9億4000万ドルと、従来予想の9億 8500万ドルを下回った。これを受けて株価は下落した。

同社の発表資料によれば、第1四半期の純利益は1億4300万ドル(1株当 たり34セント)と、前年同期の1億1100万ドル(同26セント)から増加し、 1株利益はアナリスト予想を1セント上回った。売上高は37%増の41億3000 万ドルとなった。ドル安で海外売り上げが伸びた。

ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は低所得層の開拓と増収を目指し、 収益率の低い食料雑貨や宝飾品、運動器具などを販売品目に加え、低コストの配 送を促進したが、短期的な利益目標に関する懸念は強まることになった。

サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、ジェフリー・リンゼー 氏は、「アマゾンの増収率は依然として予想を上回っている。しかし、経営陣 はまだ、利幅拡大へ取り組む姿勢をほとんど見せていない」と指摘した。

アマゾンの株価は時間外取引でニューヨーク時間午後7時38分(日本時間 24日午前8時38分)現在、77.10ドルと、通常取引終値の81ドルから下落し ている。今月これまでに株価は14%上昇した。

またアマゾンは、4-6月(第2四半期)売上高が38億8000万-40億 8000万ドルに増加すると予想した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナ リスト19人の予想平均は38億4000万ドル。同社が示した営業利益見通しは1 億2000万-1億6000万ドルと、15人のアナリストの予想である1億9530万ド ルを下回った。

08年通期売上高見通しは191億-200億ドルと、1月に示した188億-198 億ドルから上方修正された。

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