欧州株:もみあい、ほぼ変わらず-銀行株は反発、ノーベルは安い

欧州株式相場は売り買いが交錯し、ほぼ変 わらずとなった。

独景況感指数がほぼ2年ぶりの低水準に落ち込んだほか、スイスの歯科イン プラントメーカーのノーベル・バイオケア・ホールディングが売上高見通しを下 方修正したことが響いた。また英住宅建設パーシモンの見通しが英住宅建設銘柄 への重しとなった。

一方、過去最高益となったスイスの電力網敷設大手、ABBが大幅上昇した ほか、銀行株は米銀の株価上昇につれ高となった。

ダウ欧州株価指数は0.24ポイント高の317.65で終了。上昇率は0.1%未満 にとどまった。年初来では依然として13%安となっている。騰落比率は3対2。 ダウ欧州50種株価指数は2.42ポイント上げ、ダウ・ユーロ50種株価指数は

1.59ポイント低下した。

リシュリュー・フィナンス(パリ)のアナリスト、シクン・ダン氏は、「企 業決算は強弱材料が混在している」と指摘。「さらなる評価損から免れることは できない。景気は減速局面にある」と付け加えた。

ドイツのIfo経済研究所が24日発表した4月の企業景況感指数は4カ月 ぶりに低下し、1年4カ月ぶりの低水準となった。過去最高水準にある原油相場 やユーロ高で、景気先行きが不透明になっていることが示された。

ノーベル・バイオケアは11%安となった。同社は1-3月期決算が、ドル 安と受注減で減益となったことを受け、売上高見通しをほぼ半分に引き下げた。

パーシモンは6.4%下落。同社は年初来の売上高が前年同期比24%減の13 億7000万ポンドに落ち込み、解約が増加していることを明らかにした。同業の 英バラット・デベロップメンツは11%下げた。

ABBは6.5%上昇。同社の1-3月期決算は前年同期比87%増益と、アナ リスト予想を上回った。中国やインドが発電所や配電網への投資を拡大したこと が同社決算に寄与した。

ダウ欧州株価指数の銀行指数は0.6%高となった。一時は1.3%安となった ものの、米金融銘柄の上昇に伴い終盤に反発した。

金融銘柄では、スイスのクレディ・スイス・グループが4.2%高となったほ か、伊ウニクレディトが3.2%、独ドイツ・ポストバンクは4%それぞれ上げた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比32.9ポイント(0.5%)安の6050.7。FTオール シェア指数は同18.93ポイント(0.6%)下げて3077.00。

ドイツのDAX指数は同26.29ポイント(0.4%)高の6821.32。HDAX 指数は8.78ポイント(0.3%)上昇し3495.36。

フランスのCAC40指数は同15.10ポイント(0.3%)下げ4929.55で終了 した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE