ミツミ電株反発、Wii効果で今期の業績堅調期待-野村証が強気判断

電子部品大手のミツミ電機の株価が、前日 比110円(3.3%)高の3410円と反発。任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」向 けの需要が伸びていることを背景に、今期もゲーム関連事業の収益拡大が継続 するとみられ、過去半年間の単純平均(3584円)を下回る現状水準は割安との 認識が広がった。国内の有力企業の決算発表が今週後半から本格化していく中、 ブルームバーグ・データによると、ミツミ電は5月15日に発表を予定する。

野村証券金融経済研究所では23日付で、ミツミ電の投資判断を新規に5段 階評価中、上位2番目に当たる「2(買い)」に設定した。担当の河野孝臣ア ナリストは投資家向けリポートの中で、任天堂「Wii」向けのコントローラ ーと電子部品の販売で、「09年3月期も100億円以上の売上増になる」と指摘 した。

野村証では、ミツミ電の09年3月期の連結営業利益を384億円と予想。こ の予想を基準としたPER(株価収益率)は13倍で、電子部品セクターの平均 17倍を下回る。さらに同期営業利益は、セクター平均が減益見込みであるもの の、ミツミ電は8%の営業増益を予想、株価は割安感があるという。

ミツミ電が2月7日に発表している07年4-12月期(第3四半期累計)の 連結営業利益は、前年同期比65%増の288億円。主力のゲーム機向け機構部品 が想定を上回ったほか、携帯電話やカーエレクトロニクス製品向けの電子部品 が伸長した。08年3月期の連結営業利益は前期比19%増の318億円。通期に対 する進ちょく率は90.5%に達していた。

ブルームバーグ・データによると、アナリスト8人の08年3月期の連結営 業利益見通しの平均値は353億円、09年3月期は364億円。前期については上 振れ必至と見る向きが多く、今期で見れば野村金融研の予想値は現段階で最高 値の390億円に近い。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE