米ペンシルベニア州予備選:クリントン氏が勝利-指名争い続く(4)

米大統領選は22日、大票田のペンシルベニ ア州で民主党予備選が実施され、ヒラリー・クリントン上院議員(ニューヨーク 州)がバラク・オバマ上院議員(イリノイ州)を制し勝利を確実にし、指名争い に踏み止まった。

代議員獲得数でオバマ氏に後れを取っているクリントン氏にとって、同州で の勝利は指名獲得のための必須条件となっていた。開票率約90%の段階で、ク リントン氏の得票率は55%、オバマ氏は45%となっている。

クリントン氏はフィラデルフィアで同日夜に開かれた集会で、「一部の人た ちは私の指名獲得はなくレースから脱落したと語ったが、米国民はあきらめない。 彼らにふさわしいのもまた、あきらめない大統領だ」と述べた。また同集会でク リントン氏は支持者らに対し、候補争いを続けるのに必要な資金の支援を呼び掛 けた。

ただ民主党は一般投票での得票率を基に代議員を割り当てるため、クリント ン氏がオバマ氏との差を大幅に詰めることは難しいもようだ。

アイオワ大学のデービッド・レッドロースク教授(政治学)は、「最終的な 票差に関係なく、良くも悪くもクリントン氏はペンシルベニア州での勝利によっ て生き残った。残る特別代議員がオバマ氏に飛びつくことは現時点では難しいだ ろう」と指摘した。

オバマ氏は投票終了前にペンシルベニア州を離れ、今後選挙戦の舞台とな るインディアナ州へと向かった。オバマ氏は同日夜のスピーチでペンシルベニ ア州予備選について、「選挙戦が始まった時は多くの人がわれわれは勝利でき ないとみていた。6週間後、われわれは付けられていた差を縮めることができ た」と語った。

オバマ氏は指名争いを決着させようと、ペンシルベニア州での選挙戦に力 を入れた。クリントン氏によれば、オバマ氏が同州につぎ込んだ資金はクリン トン氏の3倍に上るという。

残る選挙戦は9州・地域。次の焦点は、5月6日に実施されるインディア ナ、ノースカロライナ両州の予備選となる。

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