日EU首脳:世界経済は不確実、市場安定へ協力-原油高騰は悪影響

日本と欧州連合(EU)との定期首脳協議が23 日、首相官邸で行われ、「世界経済がチャレンジングで不確実な見通しに直面 している」として、金融システムの強化などを通じ、市場安定化の促進のために 協力していくことを確認した。食料や原油価格の高騰は世界経済の成長を鈍化 させ、先進国や途上国に負の影響を与える可能性があるとの認識でも一致した。

福田康夫首相、EU議長国であるスロベニアのヤンシャ首相、欧州委員会の バローゾ委員長が定期協議終了後、共同記者会見で「共同プレス声明」として 文書を公表した。

声明によると、日本とEUは、温室効果ガスの削減目標を掲げた京都議定書 の目標年が経過する2013年以降の取り組みについて、中期的な国別の総量 目標を設定することが不可欠な要素だとの認識を確認。EU側は日本が提案し ている産業や家庭など部門ごとに温室効果ガスを削減できる量を積み上げる 「セクター別アプローチ」に一定の理解を示した。

また、日本とEUは、世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラ ウンド)を早期に妥結することが重要だとの認識を共有した。

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