【今日のチャート】食糧価格高騰は農地回復への「必要悪」-ドイツ銀

ドイツ銀行のストラテジストらによると、 食糧価格の上昇が続き、メキシコやフィリピン、エジプトなどの国々が「特にリ スク」にさらされている。ストラテジストらは、食糧価格の高騰は、世界の農地 の減少を食い止めるためには必要であるとの見方を示す。

ドイツ銀行のマイケル・ルイス氏(ロンドン在勤)とアダム・シーミンスキ ー氏、ジョエル・クレーン氏は18日付文書で「価格の高騰は、ファンダメンタ ルズ(需給関係)に基づくもので、旺盛な需要や農業生産の拡大に向けた投資の 不足のほか、在庫が非常に低水準にあることを反映している」と指摘する。

ストラテジストらは「工業用地と比較した農業用地の魅力を高めるためには、 農産物価格の上昇は必要悪であると考えられる。世界の一部の地域では、このこ とが農業用地の減少の阻止につながる可能性がある」としている。

きょうのチャートは、米農務省が算出した年末時点の世界のコメ在庫を示し ている。在庫が、ピークだった2000年時点の1億4700万トンから約7720万ト ンまで減少していることに注目してほしい。

ルイス氏らの文書によると、コメ在庫は供給量に換算して68日分にまで減 少し、1970-2007年の平均を27%下回っている。

ストラテジストらは、価格の上昇により数カ国が食糧の輸出関税を引き上げ、 「このことがさらなる価格の高騰につながる可能性が高い」との見方を示してい る。

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