英住宅融資、回復は見込み薄-中銀のMBS交換措置でグッドハート氏

イングランド銀行(中央銀行)の金融政策 委員会(MPC)元メンバー、チャールズ・グッドハート氏によると、イング ランド銀のキング総裁が打ち出した民間銀行保有の住宅ローン担保証券(MB S)を国債と交換する措置は、住宅購入者を支援するという政府公約を達成する ことにはならない見通しだ。

グッドハート氏は21日の電話インタビューで「住宅ローン市場が回復する 見込みは薄い」と語り、「今回の措置は状況悪化を食い止めるにすぎない」と述 べた。

また、同氏は「信用収縮は引き続き英経済に打撃を与える見通しだが、こう した措置が講じられなければその痛手はもっと大きかったかもしれない」と語り、 「今回の措置はリセッションの可能性が恐慌に発展するリスクを阻止するもの だ」と指摘した。

イングランド銀は21日、約500億ポンド(約10兆2000億円)相当の国 債をMBSと交換すると発表した。これは、米連邦準備制度理事会(FRB) が3月に発表した最大2000億ドル(約20兆5800億円)の米国債貸与措置と類 似している。支持率が低下しているブラウン首相は「国民が自宅を購入できる ように、英経済が十分な流動性を確保できるようにする」と説明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE