3月の公社債売買高:外国人は2カ月連続で売り越し、都銀は買い越し

【記者:池田祐美】

4月21日(ブルームバーグ):日本証券業協会が21日発表した3月の公社 債投資家別売買高(短期債除く)によると、外国人投資家は2カ月連続で売り越 しとなった。地方銀行、信用金庫などが売り越しに転じた。半面、都市銀行が2 カ月連続で買い越したほか、信託銀行、生命保険・損害保険、その他金融機関な ども買い越しとなった。

外国人投資家は、短期証券を除くベースで5804億円の売り越しとなり、前 月(2931億円)に続き、2カ月連続の売り越しとなった。

地方銀行は6854億円、信用金庫は2891億円と、いずれも前月の買い越しか ら売り越しに転じた。

一方で、都市銀行は5614億円の買い越しで2カ月連続。買い越し額は、前 月の1兆4534億円からやや縮小した。

信託銀行は1兆3648億円の買い越し、生保・損保は9110億円の買い越し、 その他金融が2737億円の買い越しとなった。

みずほインベスターズ証券マーケットアナリストの井上明彦氏は、「外国人 投資家が超長期債を1兆円以上大幅に売り越した。これに対して、生保・損保が 1兆円程度の超長期債の買い越し。都銀は2カ月連続で買い越しとなったが、中 期債を買い、超長期債を売り、残高を戻してきた」と指摘した。

また、「地銀・信金は期末で長期債売りが目立ったものの、超長期債は買い 越した。割安になった超長期ゾーンで利回り確保に動いたようだ。地銀・信金は、 4月は期初で買い越しに転じる見込み」と述べた。

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