日本の割安株発掘プロジェクトを開始、第1弾は16社-日興シティ証

日興シティグループ証券は18日付で、世 界の投資家に対して日本の割安銘柄発掘の手助けとなるリサーチプロジェクト を開始した。第1弾は「世界に冠たる日本企業」と題し、トヨタ自動車やキヤ ノン、任天堂など16社を選定。今後も1年程度にわたって、世界の株式市場 の中で存在感が低下する日本株の見直しにスポットを当てて紹介する予定だ。

第1弾の銘柄選定基準は、①人類社会にとって重要な製品・サービス市場 で高い世界シェアを有する(できれば1位、あるいはできれば25%超)、②そ の地位が今後中長期にわたり維持もしくは向上する可能性が高い(模倣困難で 圧倒的な競争力を有するか、何らかの市場要因を有するなど)、③その事業が 現在もしくは将来における利益成長ドライバーであること――とした。アナリ ストが推奨した注目銘柄はすべて製造業で、その多くが電子部品や電子素材な ど川上産業から選出された。

研究開発と製造現場に優位性

選定銘柄はコード順で、東レ(冠たる製品:炭素繊維)、クラレ(ポバー ルフィルム)、昭和電工(ハードディスク)、信越化学工業(シリコンウエハ ー)、JSR(半導体用フォトレジスト)、住友金属工業(大深度での資源掘 削用シームレスパイプ)、日本電産(HDD用スピンドルモーター)、ソニー (デジタルカメラ、カムコーダー)、ファナック(CNC)、新光電気工業 (ハイエンドFC-PKG基板)、村田製作所(MLCC)、日東電工(液晶 用偏光板)、トヨタ自動車(自動車)、シマノ(ハイエンド自転車向け部品)、 キヤノン(レーザープリンター)、任天堂(携帯型ゲーム機)。

これら企業は研究開発力での優位性にとどまらず、製造現場の力量にも競 争優位性があると分析。16社で構成されるインデックスは、市場平均をアウト パフォームするだろうとも予測している。

今後も継続の方針

テーマリポートを作成するリサーチプロジェクト「Think J」は、 世界の株式市場の中で地位が低下傾向にある日本株において、将来性の高い企 業や過小評価されている企業を見直してもらうのが目的。今後も1カ月-1カ 月半ごとに新たなテーマを決め、継続させる方針という。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE