アジアに「静かな飢饉」のリスクも、食品価格急騰で-WFPが警告

国連の世界食糧計画(WFP)は21日、コ メなどの食品価格が最貧困層の手の届かない水準に値上がりしている一部のア ジア諸国で「静かな飢饉(ききん)」のリスクが浮上していると警告した。

WFPの報道官、ポール・リスレー氏はバンコクでインタビューに応じ、「食 品は店頭に並んでいるが、購入する余裕のない一定の階層が存在する」と語っ た。

同氏はさらに、過去最高値に達したコメや小麦の価格高騰が、国際機関の 救援活動の支援コストを押し上げているとの見方を示した。潘基文(バン・キ ムン)国連事務総長は20日、食品コスト上昇が経済成長に打撃を与え、政治的 安定を脅かす可能性を指摘した。

アジア開発銀行(ADB)のマネジングディレクター、ラジャット・ナグ 氏は「アジアでは、主な圧迫要因は供給ではなく、大幅な値上がりだ」と述べ、 「それが貧困層に非常に大きな打撃を与えており、われわれは価格の大幅上昇 に重点的に対応する必要がある」と説明した。

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