2月第3次産業活動指数は2カ月ぶり低下-自動車整備業が反動減(2)

卸売・小売業や金融・保険業といったサービ ス産業の動向を示す第3次産業活動指数は、2月に前月比で2カ月ぶりに低下し た。自動車整備業の反動減などでサービス業が低下したほか、金融・保険業、不 動産業などが落ち込み、指数を押し下げた。

経済産業省が21日発表した2月の第3次産業活動指数は、前月比で1.7%低 下した。2000年を100とした指数は108.4(季節調整値)。ブルームバーグ・ニュ ースが民間エコノミスト33人を対象に実施した事前調査では、予想中央値は前月 比0.5%低下だった。

第3次産業活動指数は景気回復の鍵となる個人消費の動向を測る上で重要と なるが、2月の個人消費関連の指標は前年同月比ではうるう年による押し上げが あったものの、全体的には盛り上がりに欠けた。小売業販売額は前年同月比3.2% 増だったが、季節調整済み前月比では0.9%減だった。一方、家計調査によると、 2人以上の世帯の消費支出は前年比横ばいにとどまっている。

経済産業省経済解析室の久武昌人室長は発表後の記者説明で、2月の指数は うるう年の調整の影響もあり、数字が実感よりも低めに出たと指摘。その上で、 06年後半以来の「なだらかに上昇している中での水準」との見方を示した。

みずほ総合研究所の大和香織エコノミストは発表前のリポートで、「1月に大 幅増となった自動車整備業の反動減によって対個人サービス業が大幅に低下した ほか、分譲マンションの不振を主因に不動産業が全体を押し下げたものとみられ る」と予想していた。

自動車整備業、ゴルフ場など低下

2月は11業種中、9業種が低下し、2業種が上昇した。指数の最大の押し下 げ要因はサービス業で、特に自動車整備業が前月に上昇したことの反動で大幅に 低下したほか、ゴルフ場が積雪の影響で営業日が減ったこともあり、娯楽業も落 ち込んだ。また、次に指数を押し下げたのは金融・保険業で、銀行業・協同組織 金融業などが低下した。

そのほか、3番目の押し下げ要因となった不動産業は、不動産賃貸業と不動 産取引業の両方が低下した。特に不動産取引業は、足元でマイナス傾向にあるこ とから、マンション分譲業、戸建住宅売買業、土地売買業のすべてが落ち込んだ。

第3次産業活動指数は、情報通信業、不動産業、運輸業などを含む11業種で 構成されている。指数はここ数年緩やかな上昇基調にあるものの、足元では一進 一退の動きが続いている。

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