債券相場は軟調、株高警戒や20年債入札に向けた売り-一時は1.415%

債券相場は軟調(利回りは上昇)。前週末の 米国市場で、シティグループなどの決算が市場予想を上回ったことを受け、株 高・中期債安となった地合いを継続。国内でも日経平均株価が続伸して始まっ ており、売りが先行している。あすの20年国債入札に向けたヘッジ売りなども 相場の重しとなり、新発10年債利回りは一時、1.415%に上昇した。

東京先物市場で中心限月6月物は、前週末比32銭安の138円28銭で寄り 付いた。直後に138円26銭まで下落したが、その後は、若干下げ幅を縮小して 138円43銭まで戻した。その後は138円40銭付近で取引されている。

現物債市場で新発10年物の291回債利回りは、前週末比1.5ベーシスポイ ント(bp)高い1.415%で取引開始。新発10年債として、2月28日以来の高い 水準をつけた。いったんは押し目買いで1.405%に戻したが、午前9時20分す ぎには再び1.415%をつけた。その後は1.41%で取引されている。

日経平均株価は続伸。前週末比163円40銭高い1万3639円85銭で寄り付 いた。その後は200円を超す上げ幅となっている。

JPモルガン証券チーフストラテジストの横山明彦氏は、「先週から、ファ ンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)は金利低下要因だが、需給要因で金利 が上昇している。今週も需給要因で、金利が上昇して開始か」との見方を示し ていた。

今週は、あす22日に20年債入札を控えているほか、24日には2年債入札、 25日は消費者物価指数(CPI)の発表などが予定されている

米国市場は株高、2年債が下落

前週末の米国債市場では2年債相場が下落。米シティグループの発表した 決算で赤字が市場予想ほど悪化していなかったことを受け、投資家は株式に買 いを入れ、2年国債が売られた。

米国市場は、連邦公開市場委員会(FOMC)が30日の会合で0.25ポイ ントの利下げかもしくは据え置きを決定するとの見方を強めている。金融政策 当局者らが一段の利下げをためらう姿勢を示したのが背景。

BGキャンター・マーケット・データによると、2年債利回りは前日比7 bp高い2.17%。一時は1月30日以来の高水準となる2.26%まで上昇した。10 年債利回りは2bp低下の3.71%。

一方、米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は週間ベースで2月以来の 大幅高となった。シティグループやグーグル、キャタピラーが発表した1-3 月(第1四半期)決算がアナリスト予想を上回ったことが買いを誘った。

(債券価格)                          前週末比     利回り
長期国債先物6月物         139.39     -0.21        1.561%
売買高(億円)             5816
10年物291回債            99.04               1.41%(+0.01)

--共同取材:吉川淳子、池田祐美 Editor:Hidenori Yamanaka,Tetsuzo Ushiroyama

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