【注目株】アドテスト、エーザイ、日立、IHI、NEC、住信、東宝

21日の材料銘柄は以下の通り。

アドバンテスト(6857):19日付の日本経済新聞朝刊は、2009年3月期 連結営業利益(米国会計基準)が前期推定比17%減の200億円程度となる見 通しだと報じた。パソコンや携帯電話に搭載されるDRAMの価格低迷で、半 導体メーカーが設備投資を抑制するのに伴い、DRAM向け半導体試験装置 (テスター)の販売減が響くとしている。

エーザイ(4523)、武田薬品工業(4502):19日付の日経新聞朝刊は、 エーザイの08年3月期連結最終損益が1961年の上場以来、初の赤字に転落し たもようだと報じた。武田薬も09年3月期の連結営業利益が前期推定に比べ 半減、17年ぶりの減益になる公算が大きいとしている。両社とも主力薬の売 り上げは好調だが、成長を狙った大型買収によるコスト増が業績の重しになる という。

いすゞ自動車(7202):サウジアラビアで09年初めにもトラックの生産 を始めると、21日付の日経新聞朝刊が報じた。同国への工場進出は日本の自 動車メーカーで初めてという。

日立製作所(6501):21日付の読売新聞朝刊によると、原子力発電事業 で提携している米ゼネラル・エレクトリック(GE)と共同で、原発受注のた めの事務所を米国内に開設したことを20日明らかにした。これに伴い、日立 とGEは、東芝(6502)との3社で約40年間続けてきた沸騰水型原子炉(B WR)の技術協力契約を事実上、打ち切る意向だとしている。

IHI(7013):18日午前に都内で臨時株主総会を開催。釜和明社長が 2007年にプラント関連事業で巨額赤字が発覚した経緯などを説明、株主から は株価下落の責任を問う厳しい質問などが相次いだが、経営刷新に向けた新取 締役5人の選任を決議し、過去最長の3時間23分で終了した。

NEC(6701):前期(08年3月期)の連結純利益が前の期比97%増の 180億円になったようだと発表。従来予想は300億円だったが、市場環境悪化 を受けた資産売却の中止や、子会社の繰り延べ税金資産の一部の評価引当金計 上などで、下方修正した。

住友信託銀行(8403):08年3月期の連結純利益は800億円になったよ うだ。従来予想は900億円。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロ ーン関連など海外証券化商品への投資損失額が800億円に拡大するのが響く。 評価基準を厳格化した結果、損失額が予想の2倍に膨らんだ。純利益額は前の 期比23%減となる。

みずほフィナンシャルグループ(8411):海外の特別目的子会社を通じて 発行した6本の優先出資証券、合計約3800億円を6月30日に全額償還する。 今夏から普通株に転換可能となる総額9437億円の優先株については自社株取 得・消却などにより今後2年程度で完済する方針もあらためて示した。今回償 還する出資証券に直接の希薄化懸念はない。

松下電器産業(6752):エアコンや冷蔵庫の基幹部品であるコンプレッサ ー(圧縮機)のアジアでの生産能力を今年度上期に現在の1割増の年3650万 台に引き上げると、21日付の日経新聞朝刊が伝えた。国内での生産を縮小、 その分を中国やシンガポールで増産するという。

東宝(9602):19日付の日経新聞朝刊は、08年2月期の連結経常利益が 前の期比14%減の220億円程度になったようだと報じた。前の期に「ゲド戦 記」などの大型ヒットがあった反動で減益になるが、「チーム・バチスタの栄 光」などの興行成績が予想より好調で、従来予想を10億円上回ったという。

旭硝子(5201):液晶パネル用ガラスを生産する韓国部門に1億5000万 ドル(約155億円)を投じることが18日、明らかになった。韓国の亀尾市が 電子メールで明らかにした資料によると、旭硝子は東京で今月21日に、旭硝 子ファインテクノ韓国が拠点を置いている同市との合意書に署名する。資料は 生産能力や投資時期などの詳細を明らかにしていない。

住友不動産(8830):20日付の日経新聞は、2011年度までに東京都心部 で9棟、約88万平方メートル分のオフィスビル建設に乗り出すと報じた。総 事業費は約6600億円で同社の再開発としては過去最大。最近の地価上昇で土 地を一括取得することが困難となっており、複雑な権利関係をまとめる再開発 事業に戦略を転換するという。

マツダ(7261):全面改良した普通乗用車「マツダ6(日本名アテン ザ)」および2座席オープンカー「MX-5(同ロードスター)」を1年以内 に中国市場に投入すると19日発表した。

三菱自動車(7211):中国でエンジンの生産能力を数年以内に現在の年 50万基から90万基に引き上げる。現地資本のメーカー向け供給が拡大してい るため。三菱自の益子修社長が20日、北京国際自動車ショーの会場で明らか にした。また、益子社長は、現在開発を進めているクリーンディーゼルエンジ ンの中国での生産や、現在開発中の低価格で小型の世界戦略車を中国でも生産 することを検討していることも明らかにした。

ホンダ(7267):20日、中国の現地合弁会社の一つ広州本田汽車有限公 司(広東省広州市)が2010年を目標に展開を計画している独自ブランド名に ついて、「理念」と発表した。また、広州本田はコンパクトカー「フィット」 の全面改良モデルを年内に投入する。フィットは中国でこれまでに累計30万 台を販売した。

日産自動車(7201):普通乗用車「ティアナ」の次期モデルを20日開幕 の北京国際自動車ショーで先行公開した。ティアナは現在、日本およびアジア をはじめとする世界各地で販売されているが、中国が最大の販売国となってい ることから、世界に先駆けて新型車を披露した。次期型ティアナは中国で6月 から販売を始める。

エルピーダメモリ(6665):前期(08年3月期)の連結純損益が240億 円の赤字になったようだ。DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み 出しメモリー)の価格下落などが響いた。07年3月期は529億円の黒字。

大東建託(1878):同社株主の保有株売却意向を受けた資本政策の検討に ついて、現時点ではまだ決定に至っていないと発表。決定時期を当初予定して いた4月中旬から5月末をめどに延期し、引き続き検討を進めるとしている。

ビックカメラ(3048):本社を構える池袋に昨年ヤマダ電機が進出したこ とで、同社池袋本店の売上高が4割程度の伸びにつながったことが明らかにな った。ヤマダ電機(9831)が仕掛けた形で始まった「池袋家電戦争」と呼ばれ る家電量販店の競争は、顧客の争奪戦とは反対に池袋地域への集客力を向上さ せる結果をもたらした。

NTTドコモ(9437):ブランド戦略を一新し、ロゴマークも7月1日か ら変更する。携帯市場の飽和やユーザー層の多様化を背景に、新規獲得よりも 既存顧客を重視する姿勢を打ち出す。同社は3月末に携帯・PHS合算で国内 シェア50%を割り込んだ。

日本金属工業(5479):ステンレス鋼の主原料であるニッケル価格の下落に より在庫評価損が発生、円高に伴う輸出向けの採算悪化などにより、08年3 月期の連結純利益は従来計画比28%減の58億円にとどまったようだ。前の期 は83億4200万円だった。

松下電工(6991):コネクター専業大手の本多通信工業(6826)と資本・ 業務提携で基本合意。松下電工は本多通信の三者割当増資を引き受け、同社が 発行する普通株式250万1000株を取得、議権比率20%の筆頭株主となる。本 多通信の差し引き手取り概算額は約7億円。

FDK(6955):液晶テレビ市場の競争激化に伴う電子部品への値下げ要求 や、原材料価格高騰による利益率の低下、台湾子会社の事務所閉鎖に伴う損失 などが発生。08年3月期の連結純損益は従来計画の8億円の黒字から31億 500万円の赤字に転じたもよう。前の期は1億3000万円の黒字だった。

プレナス(9945):08年2月期の連結純利益は前の期比22%減の52億 4100万円。新ブランド店舗への転換するための費用16億5200万円を特別損 失に計上したことが響く。09年2月期は新ブランドの立ち上げに伴う、広告 宣伝・販売促進費用の増加で、連結純利益は前期比3.6%減の50億5000万円 にとどまる見通し。

大建工業(7905):08年3月期の連結純損益は従来計画比50%減の8億円 の黒字となったもようだ。07年3月期は43億3800万円の赤字だった。建築 基準法の改正の影響で新設住宅着工戸数が減少したうえ、原材料価格の高騰で、 収益を圧迫したようだ。

ガリバーインターナショナル(7599):販売費や一般管理費、広告費が増え たことで、08年2月期の連結純利益は前の期比29%減の46億5000万円とな った。09年2月期は、広告宣伝費や人件費の増加により、連結純利益が前期 比14%減の40億円にとどまる見通し。

パナホーム(1924):新設住宅着工戸数の大幅減の影響を受けて請負事業が 低迷し、08年3月期の連結純損益は従来計画の2億円の黒字から6億円の赤 字に一転したもようだ、07年3月期の連結純利益は52億3900億円。

東京スタイル(8112):主力のアパレル事業が個人消費の低迷や天候不順に よって伸び悩み、費用も増加したことで、08年2月期の連結純利益は前の期 比59%減の21億100万円にとどまった。

蝶理(8014):繊維製品事業の強化や化学品事業堅調な推移により、08年 3月期の連結経常利益は従来計画比11%増の56億5000万円になったもよう。 前の期は48億8700万円。ただ、関係会社株式等評価損や損害補償引当金繰入 額などを特別損失の計上により、連結純利益は従来計画比5%減の28億5000 万円にとどまる見込み。前の期は35億9200万円だった。

角川グループホールディングス(9477):08年3月期の連結純損益は従来 計画の40億円の黒字から28億円の赤字に転じたもようだ。シネマコンプレッ クス(シネコン、複合映画館)5物件の減損処理など、計42億円の特別損失 を計上することが響く。

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