ドイツのキール研:08年の独経済成長率見通しを1.8%に下方修正

ドイツ政府系のキール世界経済研究所(I FW)は17日、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機の影 響が欧州に波及するなか、2008年のドイツの経済成長率見通しを半年前の予想 から下方修正した。

IFW発表の共同リポートによれば、今年のドイツの成長率は1.8%とな る見通し。昨年10月18日時点では2.2%の予想だった。来年の成長率は1.4% と、長期平均である1.5%を下回ると見込まれている。

IFWのエコノミスト、ヨアヒム・シャイデ氏はベルリンで開かれた記者 会見で、「海外での事態の進展のマイナス効果が、今年の先行き見通しに徐々に 浸透している」と指摘した。

今回の見通し修正は、金融市場の混乱が時間差でドイツの景気を鈍化させ ていることをあらためて示している。これにより、政府が掲げる2011年までに 財政を均衡化する目標の達成は一段と困難となり、メルケル連立政権内部では 来年の国政選挙を控え、財政削減の手法をめぐる分裂が広がる可能性が出てい る。

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